藍染め体験工房「藍畑」を見学 | 児島のジーンズでいこう!

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児島のジーンズストリート内にある、桃太郎ジーンズの本藍染工房「藍畑」見学リポート。
見た目と違ってどこか懐かしい香りがするのは、発酵文化に親しんだ日本人ならでは。

藍にそまる糸、その糸が織られてデニム地となり、ジーンズとなっていく。

児島ジーンズストリート内に藍染工房ができました

児島ジーンズストリートの一角に、桃太郎ジーンズを運営する藍布屋(らんぷや)の本藍染め体験工房「藍畑」ができました。

児島ジーンズストリート内 藍染め体験「藍畑」
桃太郎ジーンズの本藍染のジーンズもここで染められた糸を使っているそうです。

藍染工房内は懐かしさを感じる本藍の香りに満ちていた

工房に入ると植物の香り。天然の藍葉を発酵させた「すくも」というものに、灰汁と日本酒と石灰を使って藍を自然発酵させて天然の染料「藍」を作っているそうです。

染料というと、もっとキツイ臭いがすると思っていたので、イメージと違いました。
桃太郎ジーンズの藍染め体験工房内の「藍」
※見た目のインパクトは強烈だが、臭いは体に優しかった。

懐かしい香りに感じたのは発酵臭というお漬物や味噌といった私たちの生活に昔から馴染んできた香りと共通点があるからだろうと思いました。

藍染めはゆっくりゆっくり時間をかけて行う

藍染は糸を「藍」につけて行いますが、何度も何度も繰り返さないと糸は染まらないそうです。藍は現在ジーンズを染めるのに使っているインディゴよりも粒子のサイズが小さく選択しても色落ちしにくい特徴があります。しかし染めるときは、時間と手間がかかるのも「藍」なんですね。

児島ジーンズストリート「藍畑」内の道具
※工房内の道具類はほとんどが藍色に染まっていた。職人の手も藍色に染まっているんだろう、と思いながら見学させていただいた。

十人十色、藍にはもっとたくさんの色がある

藍色と一言で言っても、藍で表現できる色はたくさんあるそうです。日本の文化を表現することに通じるたくさんの藍色…そのうち「藍畑」では22色を標準色として定め、基本色10色を用いて通常の色決めを行っているそうです。

児島ジーンズストリート内の藍染め工房で用いられる藍色サンプル
※工房内には藍色のカラーサンプルが置かれていた。並べてみると、それぞれに違った風景が見える気がするし、異なるデニム地が目に浮かぶ気もする。

>>藍布屋「本藍染工房『藍畑』」

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