倉敷市議会とジーンズ議会(9月定例議会) | 児島のジーンズでいこう!

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ジーンズ議会とは、ジーンズの聖地「児島」がある岡山県倉敷市議会の9月定例議会のことです。2007年スタート。ジーンズやデニム生地を着用して出席する議会です。

ジーンズやデニム生地を着用して児島の歴史をPRする、素敵な地方議会のお話です。

ジーンズの聖地「児島」は、岡山県倉敷市にあります。そこで(?)倉敷市議会では、毎年9月の定例議会を、ジーンズやデニム生地を着用して執り行うものとしているとのこと。

山陽新聞の2013年9月10日付で、”地方自治”カテゴリーに倉敷で「ジーンズ議会」開会 市議ら国産発祥地PRという記事が掲載されました。

ジーンズやデニムに対する児島の信念は倉敷市も踏襲しているんですね。


[写真:2013年4月稲妻デニムフェスに登場した倉敷市の伊東香織市長。]

児島(岡山県倉敷市)は、国産ジーンズ発祥の地です

さきほどの山陽新聞の記事より。

9月定例倉敷市議会は10日、開会。同市児島地区が国産ジーンズ発祥の地であることをPRするため、市議、市幹部らがジーパンやデニム素材の服を身に着けて本会議に臨んだ。

そもそも、議場は尊い場所とされています。有権者の代表が大事なことを議論する場ですから、身だしなみから持ち物に至るまで代表の集まる場としてふさわしいものであることが求められます(携帯はもちろんパソコンやタブレットの仕様が禁じられていることが多い)。議員さんがジーンズ着用で議場入りしてもめたところもあるそうです(政界の服装規定とはなんぞや?)。

しかし倉敷市にある児島はジーンズの聖地。帆布製造技術が発達していたことから学生服の生産量日本一の街でした。その技術をベースに、戦後アメリカ軍兵士が穿いていたジーンズを自分たちでばらして研究し、日本で初めて日本製ジーンズを作ったのも児島です。そういう大切な歴史があります。

倉敷市議会が9月定例議会を「ジーンズ議会」と位置づけるようになったのは、このような児島の歴史を議員さんらがPRするため、というわけです。

倉敷市議会のジーンズ議会は、2007年から行われています。当時の倉敷市議会の議事録を見ますと次のように冒頭でジーンズ議会に対する市民からの意見が紹介されていました。

今議会、ジーンズ議会との位置づけでございます。御案内のとおり、ジーンズの愛好家から市にメールが寄せられております。改めまして、この場をおかりしまして中身、要旨を御紹介させていただきます。
 「何かとつまらない政治ニュースが多い中、その柔軟な発想にとても好感が持てました」、「軽快さ、快活さを市政に反映し、全国の市町村議会に対して模範となるような政治を期待しております」と、こんなエールが送られてきております。一方、私の周りでは、「外見ではないんやよ、もう少し中身をしっかり議論してもらいたい」と、こんな叱咤激励もいただいております。(倉敷市議会 会議録 平成19年第6回 9月定例会-09月14日-02号 より引用)

毎年ジーンズ議会の冒頭のほうの会議録には「ジーンズ議会」ということで・・・という発言がちらほらありました。議員さんもスーツ以外の服装で議場入りするのは、特別なことなんでしょうね。

今年のジーンズ議会の初日には、ジーンズにポロシャツの議員さんのほかに、デニム生地のベストを着用した方やデニム生地のワンピースを着用した方がいらしたそうです。

春の児島ジーンズフェスティバルで、かなり凝ったつくりのジーンズを穿いて登壇した伊藤香織市長(参照:稲妻デニムフェス児島2013会場レポ)ももちろんジーンズ着用!

倉敷市長
なにやらポケットに特徴のあるジーンズを穿かれていたとのことです♪
(参照:NHK ラジオ第一放送 ニュースより)

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